まあたまた、午前様wwwそして「永山則夫 100時間の告白」のことなど [住まい・家族・生活]

今日は、9時から5時まで理事会やって。。。。。。。
僕の出番は、午前中。
30分くらいしゃべって討論した。

ほどなく昼食。
わずか30分程度で、招聘した業者さんがやってきて。

なんか、仕事より熱心にやってるよな > 僕www

でもって、午後は、うとうとしながら理事たちの話を聞いていた。

夕方、帰宅したら、なんと和子さんは、飲み会に出掛けていった。
のぞみに言っている。

晩ご飯なんだけど、この美味しい中華まんじゅう食べてね。
あと、昨日のビーフシチュー、食べちゃってね。

僕は、ある電話を待っていた。
木曜日、友人のハシモトさん(仮名)から電話があって、「これから、駅前の中華屋で飲まないか?」。

丁度その日は、例の西麻布の焼鳥屋さんでの飲み会があったので、断念。
その代わり、土曜日の夜に飲む約束をした。

午後9時すぎ。
紙パック入りのワインを少量飲んで、うとうとし始めていたころ(要するに、家飲みは効くということ)、ケータイに着信。

「いま、駅に着いたから、帰宅する。そしたら電話するから」

奥様も交えて3人で1.5リットルのワインを飲んでしまった。
ちょっと前に帰宅www
わが家で起きているのは、受験生の清志郎くんだけ。
それはさておき。

ハシモトさんちのテレビで、例の「永山則夫の100時間」とかいう番組の再放送が放映されていた。
この前のオンエアのとき、半分くらい見て寝てしまった。
3人で、いろいろな話をしながら、観た。

これ、ね。
「永山則夫 100時間の告白」
~封印された精神鑑定の真実~
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/1014.html

キーワードは、「絶対的貧困」。

ハシモトさんは全共闘世代。
いろいろな解説をしながら、教えてくれた。
非常にエキサイティングなテレビ視聴だった。

ふつう、じっくりとテレビ番組を観る機会は、ほとんどない。

僕にとっての永山則夫事件といえば、死刑判決の基準。
いわゆる永山基準。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E5%B1%B1%E5%89%87%E5%A4%AB%E9%80%A3%E7%B6%9A%E5%B0%84%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6#.E6.B0.B8.E5.B1.B1.E5.9F.BA.E6.BA.96

元司法試験受験生の僕としては、そんな記憶しかなかった。
彼の『無知の涙』のタイトルは知っていても、読んだことはなかった。

石川鑑定のすばらしさ。
今で言うところのPTSDが既に語られていた。
幼少期から受けたDVの人格形成に与える影響もその鑑定のなかで語られていた。

番組を観ていて、海馬というのは左右に1つずつあるのを初めて知った。
幼少時代に愛情を注がれていないと、まともに育つことはできない。

さらに、裁判官たち(とりわけ地裁の担当裁判官、最高裁のバカども)の理解力のなさ。

永山則夫氏は獄中で、すさまじいばかりの勉強をした。
その結果、裁判官たちより、また鑑定人の石川先生を超えた人格を身につけた。

石川先生は、以後、少年事件の鑑定人となることを放棄し、一介の臨床医として過ごした。

それは、永山氏に自分の鑑定を否定されたと思い込んでしまったから。
最後のシーンで、獄中の永山氏が読み込んだ石川鑑定が石川先生のもとに届けられる。

石川先生は言った。
こんなことなら、鑑定医を続けていればよかった。

あまりに急激にさまざまなことを学んだ永山氏は、裁判官や石川先生をはるかに凌ぐ人格を形成していた。
60年代後半といえば、70年安保直前の反権力の時代。
おそらく永山氏は、反権力の思想も学び取った。

おバカの裁判官は、「こんなヤツ、この世の中になんか要らない」と思ったのだろう。
地裁の担当裁判官なんか、制度としての死刑と、被告人に適用すべきかということを未だに混同していることを理解していない。

おめでたいやっちゃ。

それに引換え、元裁判官の木谷明氏は違った。
きちんと石川鑑定を読み込み、評価しておられた。
すばらしい裁判官。
(こんどお手紙を差し上げてみたい、と思った)

それはともかく。
不幸の連鎖というものを言葉だけではなく実体を伴ったものとして認識することができた。

永山則夫氏の母親も悲惨な体験をしてきた。
親子2代に渡る不幸の連鎖。

でも、そうだとしても、永山氏は獄中で自ら人格を作り上げていった。
逮捕当時の永山氏は、とても暗い表情をしていた。
しかし、学んでからの永山氏は、別人と思えるほどに朗らかな表情をしていた。
かつてロンパリだった目の面影は、まったくなかった。

僕はこれまで、メッカ殺人事件の正田にしても、獄中だからこそ真人間になったのにすぎず、それは監獄という環境の中でそうなったにすぎず、自由な社会ではまたぞろ同じ事件を起こす存在にすぎないと思っていた。

もちろん正田は、そういう人間だと思う。
加賀乙彦の評価は間違っている。

しかし、死刑囚の中にはそういう人ばかりではないことを知った。

永山則夫氏が死刑の執行を受けるとき、なぜそれほどまでに抵抗をし、ぼっこぼこに刑務官に殴られ、おそらく小林多喜二のような状態で死刑を執行された結果、遺族に引渡されたのは骨でしかなかった。

おそらく永山則夫氏は、自分を死刑にすべきではないということをよく理解していたのだろう。
そのとおりだと思う。
高裁判決にあったように、19歳であったとしても、実質的な精神年齢は18歳にすぎず、そうであれば少年法が適用され、死刑判決相当であれば無期懲役に減刑しなければならない。

ところが最高裁は、なんにも考えず、同じ境遇で育ったきょうだいたちは、殺人など犯していないと言い放ち、永山則夫氏を死刑にした。
判決文を読んだとき、僕は「そうだよな。そうなるのがふつうだよな。やっぱり永山則夫は死刑にするしかないよな」と思った。

しかし、今回のテレビで知ったことは、長男は詐欺の犯罪者だったし、次男はパチンコに狂い、妹たちの消息は不明。

たしかに、きょうだいたちは殺人を起こさなかったのかもしれない。
しかし、ちっとも健全な人として暮らしてはこなかった。
それをどうして最高裁の裁判官たちは、ああいう判決文を書いたのだろうか。

おそらく絶対的貧困というものを真に理解できなかったのだろう。
そのことが残念でならない。

もとより僕は、すべての死刑囚に死刑を適用すべきではない、とは思わない。
しかし、永山則夫氏に死刑を適用すべきだったのかについては疑問に思う。

そういうひとだったんだね、永山則夫氏って。。。。。。。。。。。。。

さてと。
3時も回ってしまった。

明日の日曜日は、お袋が山梨までバスハイクに行ったときのお土産をもらいにいく。
同時に、もう使わなくなった扇風機2台を実家の物置におかせてもらいにいく。

たしか先週も行ったような気がするw
また明日、午後は実家で寝ていようwww

寝る。
それでは読者のみなさん、おやすみなさいzzz

今夜は、志ん生を聞きながら眠るかな。
それとも談志にしようか。。。。。。。。。。。

【番組を観なかった方々へ】
なんと、ネットにアップしてくれた方がいた。
http://www.dailymotion.com/video/xuc9mv_yyyy-yyyyyyyy-yyyyyyyyyyyy-1-2-2012-10-14_people

後半は これ ↓
http://www.dailymotion.com/video/xuc9xg_yyyy-yyyyyyyy-yyyyyyyyyyyy-2-2-2012-10-14_people

NHKの著作権を侵害しているデータだけに、いつ消されるか分かりません。
できるだけ早く視聴されることを期待します。
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