覚悟を決めて実家のドアを開ける [住まい・家族・生活]
朝、文庫本を持っていきつけのコーヒーショップへ。
安否確認wを兼ねたいつもの定期メールを母へ。
「おはようございます。今日はいい天気。その後、体の具合はどうですか?」
この前書店で手に入れて、ほぼ読んでいないに等しい土屋賢二の『教授の異常な弁解』(文春文庫)を開いて笑い転げているうちに(もとより、心の中でねw)、ふと母からの返事がこないのに気付く。
いつもなら5分もたつかたたないかのうちに、画面一杯に元気あふれるメールが届くのに、今日は30分たっても届かない。
あれ?
気付かないのかな?
さらに土屋賢二を読み進む。
電話してみた。
出ない。
あれ?
家電にかけても留守電になるだけ。
出掛ける話は聞いてなかったし。
徐々に、不安になる。
とうにコーヒーなど飲み終えていたが、もう一服だけして、帰宅。
私が散歩に出ると言ったとき、和子が言ったとおりに、家にはだあれもいなかった。
和子はフラダンス、のぞみは学校だったか、清志郎はサッカー。
クルマの鍵を持って実家へ。
不思議に漠然とした不安感は高まらない。
RCのトランジスタラジオなんぞをフルボリュームでかける。
ふと一昨年、母親をなくした友人の話を思い出す。
110番が先か119番が先か、などと冷静に考えている。
実家の住所を反芻する。
よし、これでいい!
エレベーターに乗り合わせた母親と3人の子どもの可愛さに目がいく。
小さな男の子(4歳くらいか)が母親にべったりする姿が愛らしい。
子どもたちは純粋な日本人の顔なのに、なぜか母親がアジア系なのはなんでなんだ?などと考えている私。
9階につく。
別に急ぎもせずに実家のドアの前に立ち、ドアホンを鳴らし、同時に鍵穴に鍵を差し込み、ドアを開ける。
「おか〜さん!」
大声で呼ぶが家はしんと静まり返っている。
廊下を通りリビングへ。
誰もいない。
3つの部屋、トイレ、風呂場を順次見回るがどこにも姿は見えない。
念のためクローゼットをあけても、いるはずもなし。
リビングには、今日の朝刊。
同じ朝日新聞なので、一面の見出しを見ただけで今朝のだとわかる。
なんとリビングのテーブルには、母のケータイが着信を示す点滅をしたままで放置されているではないかw
ちょこっとだけお腹が空いたので、冷蔵庫を漁るw
チーズとワインがあったが、さすがにワインは遠慮w
トーストとチーズでとりあえずお腹を満たした。
かれこれ2時間ほど居たのだろうか。
こりゃあ、旅行にでも出掛けたなと思い、帰宅。
そうそう。
家の掃除するって和子と約束しちゃったしな。
フラからもう戻ってる時間だよな。
怒ってるんだろうな、などと思いながら、帰りのクルマではHelloweenの『The Time of the Oath』かGamma Rayの『Blast From The Past』のどっちをかけるか考えつつ、結局、Impellitteriの『Answer To The Master』を聴いてしまった私w
やはり和子は帰宅していて、「どうしたの? お掃除、してくれてなかったの」ってなわけで、事情を話すと、和子は、「あなたね、そうそうあのお母さんがw、そんな簡単に凸んじゃうはずないでしょ?」というwww。
どっしりしてるってのか、物に動じないってのかw
私:でもさ、かれこれしかじかでさ、心配しちゃうのも当然でしょ?
和子:だけどね、ケータイ持っていかないで出掛けるのもわかるような気がするわ。
私:どうして?
和子:だって、あなた、やたらとメールとかするじゃない? 旅行かどうか知らないけど、でかけるときくらいケータイから解放されたいんじゃないの?(あなたのメールからw)
(ここでのぞみが参戦)
のぞみ:でもさ、ケータイ持って歩かないなんて、意味ないんじゃないの?
和子:まあ、そうだけどねw
和子:でも、あなたみたいにそんなことでいちいち反応しちゃう性格って、人生を乗り越えていくには、けっこう大変そうよね。
私:うん。ボクの性格のベースには小心者っていう部分があるんだよw だけど、それって、いわゆる「自己の確立」の過程で克服していったんだよ。だから、どんなに高名な学者でも弁護士でも、物怖じなんかしないで、話をすることができるようになった。
だけどさ、「家族」に関しては、ずっと動揺しちゃうんだ。
たとえば、キミの帰りが遅かったりすると、けっこう気にしちゃったりするんだよw
(「だけど、最近はキミの帰りが遅くなっても、その時間、酔っぱらっちゃってるから、気にしようにも気にすることができないんだ」、なんぞとは言えなかったがwww)
私は小心者ではあるが、どこぞの出版社の社長のように「小物」ではない!w
さりとて、大物であるとまでは言わない。
もっとも、悪友や先輩や私を良く知る知人(このまえのデザイナー氏すら)、理事仲間は私のことを「ある意味では大物だ」と言うのだが。。。。www
まあ、その「ある意味では」という限定が意味を持つわけだがwww
結局、母親から電話が入ったのは、いまさっき。
「あれ?言ってなかったっけ?今日は身障者のサークルのバスハイクだったのよ!」
母は心臓疾患で1級の身障者手帳を交付されて久しい。
内疾患だけに、どこが身障者?という雰囲気なのだがwww
とても元気そうな声だったことは言うまでもない。
「心配かけちゃったみたいだね。お土産、買って来たから、今度渡すからね!」
まだまだ元気で居て欲しい。
そういえば、この前のメールでこう書いてあった。
あと15年は生きるつもり。。。。w
もう80に手が届くんじゃなかったかwww
さて。
もう5時に近いし、一杯飲むかなw
休みの日は、これだからいいねwww
安否確認wを兼ねたいつもの定期メールを母へ。
「おはようございます。今日はいい天気。その後、体の具合はどうですか?」
この前書店で手に入れて、ほぼ読んでいないに等しい土屋賢二の『教授の異常な弁解』(文春文庫)を開いて笑い転げているうちに(もとより、心の中でねw)、ふと母からの返事がこないのに気付く。
いつもなら5分もたつかたたないかのうちに、画面一杯に元気あふれるメールが届くのに、今日は30分たっても届かない。
あれ?
気付かないのかな?
さらに土屋賢二を読み進む。
電話してみた。
出ない。
あれ?
家電にかけても留守電になるだけ。
出掛ける話は聞いてなかったし。
徐々に、不安になる。
とうにコーヒーなど飲み終えていたが、もう一服だけして、帰宅。
私が散歩に出ると言ったとき、和子が言ったとおりに、家にはだあれもいなかった。
和子はフラダンス、のぞみは学校だったか、清志郎はサッカー。
クルマの鍵を持って実家へ。
不思議に漠然とした不安感は高まらない。
RCのトランジスタラジオなんぞをフルボリュームでかける。
ふと一昨年、母親をなくした友人の話を思い出す。
110番が先か119番が先か、などと冷静に考えている。
実家の住所を反芻する。
よし、これでいい!
エレベーターに乗り合わせた母親と3人の子どもの可愛さに目がいく。
小さな男の子(4歳くらいか)が母親にべったりする姿が愛らしい。
子どもたちは純粋な日本人の顔なのに、なぜか母親がアジア系なのはなんでなんだ?などと考えている私。
9階につく。
別に急ぎもせずに実家のドアの前に立ち、ドアホンを鳴らし、同時に鍵穴に鍵を差し込み、ドアを開ける。
「おか〜さん!」
大声で呼ぶが家はしんと静まり返っている。
廊下を通りリビングへ。
誰もいない。
3つの部屋、トイレ、風呂場を順次見回るがどこにも姿は見えない。
念のためクローゼットをあけても、いるはずもなし。
リビングには、今日の朝刊。
同じ朝日新聞なので、一面の見出しを見ただけで今朝のだとわかる。
なんとリビングのテーブルには、母のケータイが着信を示す点滅をしたままで放置されているではないかw
ちょこっとだけお腹が空いたので、冷蔵庫を漁るw
チーズとワインがあったが、さすがにワインは遠慮w
トーストとチーズでとりあえずお腹を満たした。
かれこれ2時間ほど居たのだろうか。
こりゃあ、旅行にでも出掛けたなと思い、帰宅。
そうそう。
家の掃除するって和子と約束しちゃったしな。
フラからもう戻ってる時間だよな。
怒ってるんだろうな、などと思いながら、帰りのクルマではHelloweenの『The Time of the Oath』かGamma Rayの『Blast From The Past』のどっちをかけるか考えつつ、結局、Impellitteriの『Answer To The Master』を聴いてしまった私w
やはり和子は帰宅していて、「どうしたの? お掃除、してくれてなかったの」ってなわけで、事情を話すと、和子は、「あなたね、そうそうあのお母さんがw、そんな簡単に凸んじゃうはずないでしょ?」というwww。
どっしりしてるってのか、物に動じないってのかw
私:でもさ、かれこれしかじかでさ、心配しちゃうのも当然でしょ?
和子:だけどね、ケータイ持っていかないで出掛けるのもわかるような気がするわ。
私:どうして?
和子:だって、あなた、やたらとメールとかするじゃない? 旅行かどうか知らないけど、でかけるときくらいケータイから解放されたいんじゃないの?(あなたのメールからw)
(ここでのぞみが参戦)
のぞみ:でもさ、ケータイ持って歩かないなんて、意味ないんじゃないの?
和子:まあ、そうだけどねw
和子:でも、あなたみたいにそんなことでいちいち反応しちゃう性格って、人生を乗り越えていくには、けっこう大変そうよね。
私:うん。ボクの性格のベースには小心者っていう部分があるんだよw だけど、それって、いわゆる「自己の確立」の過程で克服していったんだよ。だから、どんなに高名な学者でも弁護士でも、物怖じなんかしないで、話をすることができるようになった。
だけどさ、「家族」に関しては、ずっと動揺しちゃうんだ。
たとえば、キミの帰りが遅かったりすると、けっこう気にしちゃったりするんだよw
(「だけど、最近はキミの帰りが遅くなっても、その時間、酔っぱらっちゃってるから、気にしようにも気にすることができないんだ」、なんぞとは言えなかったがwww)
私は小心者ではあるが、どこぞの出版社の社長のように「小物」ではない!w
さりとて、大物であるとまでは言わない。
もっとも、悪友や先輩や私を良く知る知人(このまえのデザイナー氏すら)、理事仲間は私のことを「ある意味では大物だ」と言うのだが。。。。www
まあ、その「ある意味では」という限定が意味を持つわけだがwww
結局、母親から電話が入ったのは、いまさっき。
「あれ?言ってなかったっけ?今日は身障者のサークルのバスハイクだったのよ!」
母は心臓疾患で1級の身障者手帳を交付されて久しい。
内疾患だけに、どこが身障者?という雰囲気なのだがwww
とても元気そうな声だったことは言うまでもない。
「心配かけちゃったみたいだね。お土産、買って来たから、今度渡すからね!」
まだまだ元気で居て欲しい。
そういえば、この前のメールでこう書いてあった。
あと15年は生きるつもり。。。。w
もう80に手が届くんじゃなかったかwww
さて。
もう5時に近いし、一杯飲むかなw
休みの日は、これだからいいねwww
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