2010年5月10日の朝日の夕刊 「遺族外来」 [世の中]

昨日の夕刊には「代理ミュンヒハウゼン症候群」http://amoki-san.blog.so-net.ne.jp/2010-05-10の記事のほかにも、精神疾患に関する記事があった。

ひとつは、「体とこころの通信簿」という時々みるコラム。
昨日のテーマは、「早朝覚醒」だった。
私はほとんどと言ってよいほどに、この「早朝覚醒」というのはなかった。
ただ、起きる前に過ぎ去った過去の出来事をあれこれと考えあぐねてはいたが。

早朝覚醒の「原因は主に①加齢、②ストレスやうつ症状、③就寝前の飲酒。複数の要因が絡むという。」とのこと。

加齢は、よく聞く話。夜は8時過ぎには寝てしまい、午前3時とか4時に目が覚めると。
眠りはその日の心とからだのエネルギー補給。
高齢になれば消費するエネルギーも少なくて済むのだから、早朝覚醒はあたりまえなのではないのか。

うつ症状は、これはもう仕方のないことだろう。
治療するほかない。

ちょっとだけ笑えたのが「就寝前の飲酒」。
たしかに、3時間か4時間すると喉が渇いて目が覚めたりするときがある。
それでも、また私の場合は寝てしまうから問題はないw
そのまま目が覚めてしまったのなら、本でも読めばいいじゃないかと思うが。

へえ、そうなのかと思った記述。
「私たちは、眠っている間に、昼間のストレスを処理したり、免疫力を高めたりしている。」
免疫力も高めてくれるのか。
「寝る子は育つ」というのは、意味ある言葉だったのか。

この早朝覚醒の記事については、やはりうつ病予備軍というのが多いからこそ記事にするのだろうなと感じた次第。

もうひとつの記事。
「遺族の痛みに寄り添う」という見出し。さらに、「「第2の患者」の回復 そっと待つ」とあり、「個人とつながる感覚 大切に」という3つの見出し。

埼玉医科大学医療センターにある「遺族外来」の担当医の大西秀樹教授のインタビュー記事。
がんで家族を亡くすつらさに寄り添う医師の話。
「精神腫瘍科」というのがあって、健康保険が適用になるとのこと。
この科は、がん患者の精神的なつらさを治療し、家族も診察する。家族は「第2の患者」と呼ばれているとのこと。

大西先生へのインタビューで何よりも印象に残るのは、「心がけていることは?」との問いに対する答え。
「(倒れてきそうな人の肩に片手を当てるしぐさをしながら)そっと支える、という感じでしょうか。」

まさに五木のいう「悲」のこころそのものだろう。

「大切な人を亡くした人が身近にいたら、どう接すればいいのでしょう?」という問いに対して。
「さりげない行動」「何も言わずにそばにいてくれたとか。安心感につながるようです」

和子の母親も高齢。
私の母も、あと何年こうしていられるのだろう。

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