ほんとうに私は、うつ病だったのだろうか? [「うつ病」なる病気]

昨日の精神科医との対話を思い出してみた。

私のうつ病のタイプは心因性の疑いが濃厚だとのことだった。

心因反応という述語がある。
拘禁性ノイローゼとか、拘禁反応という言葉で使われる。

そう。
拘置所や刑務所に収容されているひとたちがかかる病。

人は、その環境に順応していかなければ生きていけない。
その順応力があったから、これまで生きのびてこられた。

そうであれば、どこででも、どのようにしてでも生きのびていくためには、その環境に合わせていかなければなるまい。

その時々で、「反応」していかなければならない。

そこで自分のことを考えてみた。
子どもの頃から、親には叱られてばかりだった。
「調子に乗るんじゃない!」と、よく怒られていた。
だから、私の性格のベースには、乗りやすい性格というのがあるのだろう。
そこへもってきて、両親ともに国家公務員だったから、まじめすぎるひとたち。

だから、私の性格のベースには、明るさと暗さが同居しているのだろう。
さらに学生時代に、「自分らしい自分」を作ろうと思った。

生来の明るさに加えて、きまじめさを両親からもらい、さらに途中から「いい加減さ」を自分自身で作り上げてきた。

もはや、自分というものが分からなくなるほどの多重人格w

おそらく、強烈なプレッシャーに対して「反応」したに過ぎなかったのだろう。
ところが、「心」の中、「脳」の中では、どうしてよいか分からないから、ふつうの反応、すなわち、防御に入った。
現象面としては、うつ病と同様の症状が出たのではないか?

ところが、本人としては、うつ病と「同様」の症状だろうと、そうでなかろうとかんけ~ない。
こんな気分は、生まれて初めてだった。
どうしてよいか分からない。

ただそれだけだったような気がするのだ。
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